Vino Bianco "E' Bianco!" 1,000ml / Poderi Cellario
ヴィーノ ビアンコ “エ ビアンコ!” 1,000ml / ポデリ チェラーリオ
【タイプ】白ワイン
【ブドウ品種】モスカート、アルネイス【ヴィンテージ】2022年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】1,000ml
【店主コメント】ほんのりとした微発泡スタイルで、シンプルでフルーティー。ナチュラルワインらしいスムースな口当たり。ラベルにノンフィルターとの表記がありますが、フィルター掛けているとのことです。
【醸造方法等】標高300~400m、砂と石混じりの赤土主体の土壌、70hl/ha。手摘みで収穫されたブドウをステンレスタンクにて発酵。果皮浸漬はごくわずかの時間のみ。天然酵母による自発的な醗酵を促し、その醗酵を尊重するために注意深く温度を観察します。熟成はステンレスタンクとセメントタンクのどちらか、瓶詰め時に清澄は行いません。
【生産者】ポデリ チェラーリオ
【生産者について】ピエモンテ・ランゲの丘。Cellarioファミリーはバローロ地区より南に20km程タナロ 川を下った流域のおだやかな田園で、3世代にわたり丁寧なブドウ栽培とシンプ ルで伝統的なワイン作りを行ってきました。 現当主Faustoは“家族が安心して食べられるブドウそしてワイン”というコンセプト を掲げ、ワインの美味しさとナチュラルであることの共存を目指しています。また Faustoの妻Cinziaは亜硫酸が苦手とのこと。そのこともFaustoがナチュラルなワイ ンを作る大きな動機となっていることは言うまでもありません。 Faustoは、ランゲの恵まれた自然環境に生まれたことを天佑ととらえ、この地域 の美しさをワインで表現することを人生の目的として考えています。そんなFausto にとってオーガニックでのブドウ栽培は当然の帰結です。ランゲのような石灰質に 恵まれたマール土壌のワインは偉大な熟成のポテンシャルを秘めていますが、ブ ドウが美味しくて安全なものでなければそれも意味のないこと。テロワールの表現 とは単なるクオリティの表現ではなく、自然の美しさそのものの表現で美味しさも そこに含まれてくるものだと彼は信じているのです。 Suolo e Saluteの認証にもとづき、除草剤、殺虫剤において化学薬品は一切使 わず、ナチュラルでの施療のみを行います(例外として蛾に対してセクシャルコン フュージョンは実施しています)。Suolo e Saluteでは、毎年すべてのワインを チェックして約300の残留農薬の有無を調べます。このことでCellarioのワインす べてが安全でクリーンなものであることを消費者に保証できるとFaustoは胸を張り ます。これは輸入業者としても非常にうれしいことです。 “自発的な醗酵”。健全に育ったぶどうが蓄える酵母によって自発的にアルコール発酵が始まります。まずはそこが大切なポイ ントだとFaustoは言います。地下のセラーの中で、ブドウの品種や畑、そしてヴィンテージなど様々な条件を勘案し、ステンレス、 オーク、セメント、アンフォラから発酵槽を選びます。醸造においては出来る限り亜硫酸を使いませんが、温度コントロールは基 本的に行います。熟成はオーク、セメント、アンフォラのどちらかでなされ、瓶詰においては月の満ち欠けに従い清澄を行わず にボトリングします。 尊敬する生産者を尋ねるとバローロの名手G.Burlottoの名を答えました。完璧なワインを生み出す生産者であるとのこと。ちな みにGiuseppe Mascarelloもまた完璧主義者として尊敬できるそうですが、実は同じ学校を出たんだよ、と教えてくれました。 子供のころの思い出。夏になるとランゲの豊かな自然の中でミニバイクを走らせて遊んでいたそうです。農作業をする両親。夏 も終わり秋になる頃収穫が始まります。ミニバイクを降り、彼は収穫されたブドウを眺めていました。開放桶に近づきその美しさ をただ眺めていたのだそうです。その夜、両親が彼の親指を見て、“Fausto!あなたの親指は不思議ね!紫色だわ”と言った そう・・・。 後年このエピソードを思い出すとき、自分がワインづくりに導かれていたのだな・・・と確信するよとFaustoは笑います。
2022 ヴィーノ ビアンコ “エ ビアンコ!” 1,000ml / ポデリ チェラーリオ
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