Aglianico del Vulture DOC "Portale Adduca" / Casa Maschito
アリアニコ デル ヴルトゥレ DOC “ポルターレ アッドゥカ” / カーサ マスキート
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】アリアニコ 100%
【ヴィンテージ】2020年
【産地】イタリア・バジリカータ州
【容量】750ml
【店主コメント】ブラックベリーやチョコ、黒トリュフ、樽のややスモーク感のあるシックな香り。良く熟した雰囲気が充満しています。豊潤な果実味とシルキーなタンニン。アリアニコの濃密なコクをはっきりとストレートに表現しつつ柔和な質感。
【醸造方法等】点在する畑の中で樹齢の比較的高いブドウをセレクトしたアリアニコ。マスキートのクオリティーの高さを感じるのに最も適した立ち位置のワイン。火山性泥灰質の土壌のブドウがメイン。ステンレスでマセラシオンを15~30日間。ブドウの状態が良い年程、マセラシオンは長くなります。フランス産のトノーで12ヶ月間熟成。ボトリング後瓶内で最低3ヶ月間熟成してからリリース。
【生産者】カーサ マスキート
【生産者について】イタリア半島のヒールの付け根部分に位置するバジリカータ州のポテンツァ県マスキート地区に、カーサ マスキートは2000年に創立されました。カーサ マスキートのワインはヴルトゥーレの丘陵地帯、古くは火山溶岩で形成されたミネラルを多く含む粘土質の地質から生まれます。この地方に伝わる伝統的な方法と現代技術との融合が、この土地の個性を良く表したワインを生みだしました。土壌はケイ土を多量に含んだ砂利、砂からなる火山・沖積層。年間1600時間という長い日照時間と年間600ミリという少ない降雨量の自然条件の下、一株一株厳しい剪定を行います。そのブドウから生まれる彼らのワインにはミネラル感と酸味があり、力強さと長い余韻もあります。アリアニコはバジリカータ州に大変古くから普及している土着の黒ブドウ品種です。古くはギリシアから持ち込まれたと言われ、ギリシアの別名であるへレニカがアリアニコの語源であると言われています。10月の最終週に熟したアリアニコは丁寧に手摘みされます。柳籠で傷が付かないように慎重にブドウをカンティーナに運びます。25℃以下で約8~10日間マセラシオンし、ステンレスタンクにてマロラクティック発酵。熟成はフランス産トノーを使用しています。ビロードのようにまろやかでありながらしっかりした、また繊細で厚みのある香りを熟成時に造り出します。オーナーのアントニオ・グリージーは、もの静かで心やさしい暖かみのある人です。テイスティングの際には穏やかな表情でワインを説明しつつ、地元のとてもおいしい生ハムやサラミ、カチョカヴァッロチーズでもてなしてくれました。これ以外にもバジリカータ州にはマテーラパン(セモリナパン)、ビステッカディスコットーナ(地場牛肉)、ピニャータ(仔羊肉のテラコッタ煮)などの、アリアニコにぴったりな郷土料理がたくさんあります。やはり地場のワインには地場の料理を合わせる。それを再認識させてくれるアリアニコです。 グリージーファミリーはそのような伝統を尊びながらも、新しい醸造方法を取り入れて、最高のアリアニコを作る為に長所を活かし、年々磨きをかけています。
2020 アリアニコ デル ヴルトゥレ DOC “ポルターレ アッドゥカ” / カーサ マスキート
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