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Barolo DOCG "Monprivato" / Giuseppe Mascarello

バローロ DOCG “モンプリヴァート” / ジュゼッペ マスカレッロ

【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】ネッビオーロ
【ヴィンテージ】2018年
【産地】イタリア・ピエモンテ州
【容量】750ml
【ヴィンテージ情報】エレガントで香りの複雑さに恵まれた古典的なバローロとなった2018年。高温と少雨が特徴の2017年を経て、2018年ヴィンテージは長い雨の冬で幕を開けた。乾燥した土壌は水分を取り戻し、春の降雨と低温にもなんとか耐え、8,9,10月の暑く乾燥した気候には良いペースで葡萄が成熟した。フレッシュな果実味に柔らかく繊細なタンニン。伝統的な性質を持ち、非常に魅力的で純粋な味わいを備えたワインが出来上がったとバローロの造り手は口をそろえて話す。また、飲み頃の状態と長期保存の可能性が組み合わさった稀有なヴィンテージ。
【醸造方法等】1904年からマスカレッロ家が所有するモノポール。レナート ラッティが作成した最古のバローロのクリュを示した地図でも最良の畑として紹介されています。凝灰質、泥灰質に強い石灰質が特徴的で表土が白くなっています。
【生産者】ジュゼッペ マスカレッロ
【生産者について】古典的バローロの代表格。バローロの歴史上、絶対無視できない重要な造り手の1人。醸造所がバローロエリア外のモンキエロに位置することが例外的に許されている唯一の造り手

 彼等のワインは他のどの造り手のワインとも違う。 1881年、初代「ジュゼッペ マスカレッロ」がモンフォルテ ダルバで葡萄栽培農家を始めたのが始まり。

『1904 年に初代の息子ムリッツィオがモンプリヴァートを購入した。この畑のポテンシャルを知っていたが、彼の重要な葡萄はバルベーラだった』

1919 年には「モンキエロ」の製氷所だった建物を購入、カンティーナに改装。氷を貯蔵する倉庫だったので温度が低く保たれている。この温度の低さも彼等のワインに影響を与えている。

『バローロの造り手はバローロのエリア内で醸造をしなくてはいけないという法律だが僕等は例外としてモンキエロでの醸造を許されている』

1921 年、「モンプリヴァート」にネッビオーロ「ミケ」が 植樹され、この畑はバローロを代表する畑として神格化されていった。 1967年、現当主「マウロ マスカレッロ」が引き継いだ。現在、妻の「マリア テレザ」、息子の「ジュゼッペ」と共にワイン造りを行っている。

 「マウロ マスカレッロ」は伝統的「ジュゼッペ マスカレッロ」の歴史を次々に改革。1970年から畑毎の個性を重視し、アッサンブラージュを止め、単一畑の醸造を始める。1980年代はマセラシオンを30日まで短くし、ポンピングオーバーを強めに行っていた。若いワインは良かったが熟成による深みに満足できなかった。

『1990年代に入ると先代と同じ60日の長期マセラシオンに変更。ポンピングオーバーを止めピシャージュに戻した』

彼等のワインの最大の特徴である淡い色調は低い温度のカンティーナで、あまり果実を動かさずに発酵することで実現している。 果皮を必要最低限動かすことでバクテリアの繁殖を防ぎながら、低めの温度でゆっくり発酵する。これで過度な果皮からの抽出が起こらない。 発酵後半、温度上昇と共に色素は抽出され一瞬色調は濃くなるが、すぐに色素は落ちていく。

『果皮を動かさないのでタンニン量は少なく良質のタンニンだけが残る。樽からのタンニンも無い。よって色素は安定せず落ちていく』

彼等にとって重要なのは色調ではなく、質の高いタンニンのみを残すこと。1666年から残る彼等の所有畑は歴史的に見ても重要な畑ばかりだが、やはり最も重要な畑は 1904年に取得した「モンプリヴァート」。標高280mの南西向き斜面に広がるモノポール。 凝灰質、泥灰質土壌に強い石灰質が含まれる。極端に痩せた土壌は表土が白い。 1 つ北のカヴァロットが所有する「ブリッコ ボスキス」 はグレーがかった表土なので全く違う。

『1666年、既にモンプリヴァートは偉大な畑として認定されていた。バローロの歴史上最も古い畑の 1 つであり、バローロの典型』

「モンプリヴァート」は色々なクローンのネッビオーロが栽培されているが、毎年良い葡萄を付ける樹にリボンを結んでいき最良の樹を選んでいる。

『リボンの付いた良い樹だけで造ったワインがカ デ ィ モリッシオ。骨格の大きさ、味わいの凝縮度。何をとっても 1 つ上のレベル』

2018 バローロ DOCG “モンプリヴァート” / ジュゼッペ マスカレッロ

¥39,600価格
在庫なし
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