Gutturnio Riserva DOC "Battirosso" / Solenghi Gaetano
グットゥルニオ リゼルヴァ DOC “バッティロッソ” / ソレンギ ガエターノ
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】バルベーラ60%、ボナルダ40%
【ヴィンテージ】2015年
【産地】イタリア・エミリア ロマーニャ州
【容量】750ml
【店主コメント】非常に男性的な味わいですが、熟成を経たボナルダのタンニンは妖艶で甘やかに変化します。
【醸造方法等】バルベーラは25日間、ボナルダは15日間のマセレーション醗酵。ラッテーザと同じ様に、長期間の熟成を経てから瓶詰めします。
【生産者】ソレンギ ガエターノ
【生産者について】転機は1983年。人混みを嫌い、オフィス生活に疲れたガエターノは、叔母のマリア テレザが所有する僅か１haの小さな葡萄畑で働く事を決意。ガエターノは当初、1920年生まれのセルシーノに師事し、その農夫の豊富な知識から多くの事を学びました。彼は当時から自然を敬い、現在では当たり前の選択肢となったサステナブルな農法、生物多様性を実現していました。この頃のイタリアは、大量生産が可能なクローンへの植え替え、病害や虫害のリスクの少ない、効率の良い農業が主流でしたが、ガエターノは勇気をもってそれを拒み、時代の逆を行く農法を選択しました。収穫量ではなく、品質に焦点を当てる事にしたのです。
　現在は2.5haの広さにまで畑を広げたガエターノですが、年間生産量は多くて10,000本程度と、極少量生産。農薬や除草剤などの人為的なコントロールを行わない為に、その年の気候に大きく影響を受けます。例えば、雨が多く冷涼だった2014年は、ワインを造る事ができませんでしたし、2021年は品質は納得していますが、30％近く少なくなっています。
元々、地元の顧客、レストラン、一部の愛好家が足を運んで買いに来るだけで、いつも完売してしまいます。イタリア国内でも見かける事の少ない為、隠れた人気ワイナリーとなっています。